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- 前代未聞!「お箏(こと)」アルバムがオリコン10位をマーク!! 箏曲部(そうきょくぶ)が舞台の累計150万部以上を誇るスクール青春群像コミック 「この音とまれ!」作中箏曲の音源化バーチャルCDが話題!
前代未聞!「お箏(こと)」アルバムがオリコン10位をマーク!! 箏曲部(そうきょくぶ)が舞台の累計150万部以上を誇るスクール青春群像コミック 「この音とまれ!」作中箏曲の音源化バーチャルCDが話題!

「箏(こと)」を通じて少年少女の心の内を艶やかに描くコミック『この音とまれ!』(集英社「ジャンプSQ.」連載)の作中に登場する箏曲を実際に音として味わえるバーチャルCD「この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部~」が、3/8発売日のオリコンデイリーチャートにて初登場10位をマークし、注目を集めている。
その内容は、すべてがお箏(こと)の演奏のみのインストゥルメンタル。音楽ジャンルは純邦楽。1,000枚売れればヒットと言われるこのジャンルで、メーカー発表の出荷枚数が10,000枚というこのCDは異例のヒット…どころではなく前代未聞の珍事である。
この作品自体が、「箏」について知ることが原作コミック『この音とまれ!』が初めてという高校生を中心とした若い箏ビギナーと、箏曲経験者や邦楽ファンと、どちらにもごく自然に受け入れられていることが新しい。
箏曲部をめぐるこの物語は、作者自身の箏の演奏経験が存分に生かされている。母親、姉共に箏の奏者と、環境や経験に裏打ちされた箏の描写は、箏曲の経験者や邦楽ファンからも支持が高い。
作中には、宮城道雄、沢井忠夫といった箏曲を代表する作曲者の名曲が登場するが、その中でも人気と注目を集めるのが、『龍星群』『久遠』『天泣』といった作中のオリジナル楽曲。箏曲の演奏シーンは、繊細かつ圧倒的な画力で描かれ読者を魅了している。
CDに収録されている12曲の箏曲は、それぞれ原作コミックの中で描かれる通りのシチュエーションを忠実に再現し、コミックで読んだ≪音≫そのものが聴ける仕様のうえ、五線譜ではない邦楽独特の譜面「糸譜」がブックレットに入っていたりと『この音とまれ!』ファンが箏とのファーストコンタクトとしてナチュラルに楽しめる創意工夫が凝らされた商品になっている。
敷居が高いと思われがちな日本の伝統文化だが、数々の働きかけで未来を担う若者たちに伝えて行く活動が多く行われている昨今、箏がこんなにも様々な音色を響かせる、どんな表現も可能にさせる素晴らしい楽器であることを、原作コミック『この音とまれ!』で描かれる少年少女たちの瑞々しい心の動きと、CDアルバム『この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部』で耳に艶やかな箏の音を味わうことで、至極ダイレクトに、かつ至極あたりまえに若い世代に伝えることができる、今最もチェックすべきCDアルバムといえるのではないだろうか。
「この音とまれ!~時瀬高等学校箏曲部~」『天泣』演奏ムービー