
少年少女の繊細な心の葛藤や喜び、瑞々しい青春を「箏(こと)」を通じて細やかに描く集英社「ジャンプSQ.」で連載中のコミック『この音とまれ!』。その作中曲を集めたコンセプトアルバムが3/8(水)発売となるが、その収録楽曲とジャケットイラストが遂に公開となった。
ストーリーの中心である“時瀬高等学校箏曲部”をメインに、『この音とまれ!』の登場人物たちが演奏するCDアルバム。ストーリーに描かれる箏曲を実際に耳で聴くことができ、目の裏にイキイキと登場人物が箏を爪弾く様子が浮かぶ、まさにヴァーチャルアルバムだ。その発売が発表されるやいなや問い合わせが殺到。純邦楽のCDとしては異例の予約数となり、注目を浴びている。
作者であるアミュー先生自身が箏の経験者であり、母親、姉共に箏の奏者と、環境や経験に裏打ちされた箏の描写に、箏曲経験者からの支持が高い『この音とまれ!』。
今回のコンセプトアルバムにも収録される作中オリジナル楽曲、「龍星群」は、ジャンプSQ.公式YouTubeチャンネルで70万回の再生数を誇る。圧倒的な音圧と胸を締めつける様な切なさが混じり合うこの楽曲に感銘を受けた多くの高校生が演奏し、多くの動画を投稿している。同じくオリジナル楽曲の「久遠」も再生数は30万回越えと驚異的な回数を叩き出している。CDアルバムリリース発表後は、作中の“時瀬高等学校箏曲部”が全国大会の予選で演奏し、このCDで初発表となるオリジナル楽曲「天泣」に多くの期待が寄せられている。ヒロインの鳳月さとわの心の内に深く関わるこの曲の調べを聴きたくて、すでにうずうずしているファンも多いだろう。
作中のオリジナル楽曲だけではなく、「さくらさくら」、「六段の調」や「さらし風手事」といった箏曲とのファーストコンタクトに相応しい楽曲も収録。また、様々な大ヒットアニメ、ゲームや映画音楽を手掛ける作曲家・和田 薫による書き下ろしの新曲、「虚龍譚(読み:きょりゅうたん)~独奏十三絃箏と箏三重奏のための~」も収録される。『この音とまれ!』原作コミックをきっかけに箏に興味を持ち習い始める中高生もいるため、箏に馴染みのなかった少年少女が至極自然に箏の音に触れる機会を与えるものとして相応しいCDアルバムであると同時に、箏経験者や元来の箏曲ファンにとっても、手に取りやすく、また周囲に勧めやすい作品に仕上がっている。
CDジャケットは原作ファンに嬉しい完全描き下ろしイラストを使用。前述の号泣必至の作中オリジナル楽曲「天泣」に加え、「堅香子」が本CDで初披露される。作中の感動そのままに、美しい箏の調べを何としても味わってほしい。
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